こんにちは、労務行政書士事務所 三九 です。
「毎月勤労統計調査 就業形態計 実質賃金 決まって支給する給与(以下、決まって支給する給
与)」をお伝えしてきました。
令和6年12月分まで「速報」が令和7年2月発表されましたが、”決まって支給する給与”は
残念ながら マイナス が継続し、35か月連続マイナスとなりました。
11月は確報、12月・年度は速報。
令和6年結果速報

令和6年12月速報

令和6年11月確報
令和6年11月確報

過去値との比較(就業形態計の特別に支払われた給与)
令和6年11月の”特別に支払われた給与”については、少し違和感を感じました。
令和6年の倒産件数は、東京商工リサーチ様・帝国データバンク様のデータなどを参照しても、
過去10年間で悪い部類に入ります。
にもかかわらず、過去10年間で最高額です(平成27・28年は表記が異なります)。
しかし、厚労省から修正等がございませんので、違和感は当職の思い過ごしかと思います。
*令和6年から平成29年は事業所規模5人以上。
平成27・28年は、5人以上・30人以上(事業所規模)になります。
*月は全て11月 | 特別に支払われた給与 | 前年比(%) |
令和6年 | 23,255円 | 24.9 |
令和5年 | 18,120円 | -3.9 |
令和4年 | 18,856円 | 3.1 |
令和3年 | 18,295円 | 6.9 |
令和2年 | 17,111円 | -12.8 |
令和元年 | 19,551円 | 3.6 |
平成30年 | 18,859円 | 8.7 |
平成29年 | 16,466円 | 7.9 |
平成28年(5人以上) | 15,257円 | 2.0 |
平成28年(30人以上) | 19,949円 | 3.5 |
平成27年(5人以上) | 14,951円 | -3.0 |
平成27年(30人以上) | 19,267円 | -3.6 |