こんにちは、労務行政書士事務所 三九 です。
厚生労働省から”賃金不払が疑われる事業場に対する監督指導結果(令和6年)”
が公表されましたので、お知らせします。
出典 賃金不払が疑われる事業場に対する監督指導結果(令和6年)を公表します
注意事項
*下記の注意事項は、各段落共通です。
カッコ内は前年の【令和5年】数値 単位は同じ
・令和6年中に解決せず、事案が翌年に繰り越しになったものも含まれます。
・倒産、事業主の行方不明により賃金が支払われなかったものも含まれます。
・不払賃金が一部のみ支払われたものも含まれます。
賃金不払いの監督指導結果(令和6年)
全体の状況
| 支払われた件数等 | 支払われなかった件数等 | 合計数等 | |
| 事業所等の件数 | 21,495件(20,845) | 859件(504) | 22,354件(21,349) |
| 対象労働者数 | 181,177人 (174,809) | 4,020人(7,094) | 185,197人(181,903) |
| 金額 | 162.1億円 (92.8) | 10億円(9.1) | 172.1億円(101.9) |
令和6年監督指導の上位3業種
| 1 | 2 | 3 | |
| 事業所等の業種件数 | 商業4,494件 (4,407) | 製造業4,297件 (4,174) | 保健衛生業3,416件(3,261) |
| 対象労働者数 | 製造業46,120人 (41,218) | 保健衛生業44,585人 (45,014) | 商業24,206人 (25,320) |
| 金額 | 運輸交通業70.2億円 (5.2) | 保健衛生業25.6億円 (21.1) | 製造業18.6億円 (15.5) |
業種別監督指導状況(賃金不払い)
| 事業所の業種件数 | 対象労働者数 | 金額 |
| 商業 4,494件(4,407) | 製造業 46,120人(41,218) | 運輸交通業 70.2億円(5.2) |
| 製造業 4,297件(4,174) | 保健衛生業 44,585人(45,014) | 保健衛生業 25.6億円(21.1) |
| 保健衛生業 3,416件(3,261) | 商業 24,206人(25,320) | 製造業 18.6億円(15.5) |
| 接客娯楽業 2,832件(2,685) | 教育・研究業 13,321人(7,568) | 商業 13.9億円(13.9) |
| 建設業 2,213件(2,047) | 建設業 10,665人(12,046) | 建設業 9.2億円(10) |
| 運輸交通業 1,338件(1,199) | 運輸交通業 10,301人(6,828) | 教育・研究業 9.2億円(6.9) |
| 教育・研究業 617件(568) | 接客娯楽業 10,263人(10,963) | 接客娯楽業 6.3億円(6.6) |
| 清掃・屠畜業 557件(560) | 金融・広告業 3,447人(5,708) | 清掃・屠畜業 3.8億円(2.5) |
| 金融・広告業 250件(194) | 清掃・屠畜業 3,439人(3,797) | 金融・広告業 2.2億円(2.2) |
| 農林業 197件(167) | 貨物取扱業 793人(860) | 貨物取扱業 0.5億円(0.5) |
| 貨物取扱業 94件(102) | 農林業 750人(679) | 農林業 0.5億円(0.5) |
| 畜産・水産 65件(-) | 映画・演劇業 463人(1,165) | 映画・演劇業 0.4億円(0.6) |
| その他 1,984件(1,934) | その他 16,844人(20,737) | その他 11.7億円(16.4) |
*運輸交通業の突出した金額は、改善基準告示の改正(労働時間の抑制など・R6-4-1施行)
によるものと思われます。
その他
上位3業種(保健衛生業・製造業・商業)での令和6年監督指導全体件数等の比較
*金額は、運輸交通業・保健衛生業・製造業で計算。
・件数等 : 12,207件 ÷ 22,354件 = 0.5460 → 55%
・労働者数 : 114,911人 ÷ 185,197人 = 0.6204 → 62%
・金額 : 114.4億円 ÷ 172.1億円 = 0.6647 → 66%
*金額 運輸交通業 70.2憶円 70.2÷172.1=0.4079→41%
保健衛生業・製造業・商業=25.6+18.6+13.9=58.1億円
58.1÷172.1=0.3375→34%

